銀河に浮かぶ

<いま、生きる> という事を考え、日常を過ごす

空海の宇宙観その1

 

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宇宙観ってなにか。という話から入ってみようと思います。

 

今この状況の下、非日常の生活の中で、日常のありがたさを感じる事もあるかと思いますし、

あらためて、社会とは・人・人との関係とは・自分とは・・

などということを考える機会が訪れている方も多いかと思います。

 

 

そうした事柄について、考えること。

その「考える」という行為はいわば「哲学」です。

哲学って名詞でもあり動詞でもあると私は思っているのですが、

 

人は、考えるという行為が本当に大切だと思います。

 

「自分で考える」ということ。

これが苦手な方が増えている様な印象も受ける昨今です。

色んな情報を取り入れて終わり、ではなく、それを自分なりに噛み砕く作業。

そして自分の体験、自分の感覚から、これが良いと思うものをその時々で選んでいくこと。

それが考えるということではないかと思います。

人と違って良いんです。(ただ、一度選んだ考えはもうそれで永久に良いものとして決定!ではなく、いつもバージョンアップさせて行こうという意識も大切だと思いますがまたいつかその事も書きたいなぁ。笑)

 

 

そして、色々なことを考えていく果ては、(哲学とは、ということにもなるでしょうが)

最終的には、自分なりの世界観・宇宙観をもつこと、

だと私は考えています。

  

そしてその世界観・宇宙観とは、

 

 人間の生きてるこの世界ってどういうものか

人間は何故生まれて死ぬのか

そこで生きてる人間ってなにか、そして生きるってどういうことか

 

という様なことについての一定の考え(を持つ)、という事だと思います。

 

そういうことは宗教的だといって遠ざけ気味な方も多くいらっしゃいますね。

私は、そういうことは考えるべき内容だと思いますし、

盲目的な信仰とは別の、論理的思考だと思います。

 

 

話がそれていきそうなので戻します。笑

 

 

そこで、空海の宇宙観ですが(やっと本題!)

 

空海は、明確に宇宙観を述べていると私は考えています。

それが載っている空海の著作は、『即身成仏儀(そくしんじょうぶつぎ)』というものです。

 

その内容は、たった8行の文で著されていて、本の後半空海自らその文の解説をしたためてあります。

 

 

 

さて、ではその内容は...その2から!!

 

 

          文:満ちる