銀河に浮かぶ

<いま、生きる> という事を考え、日常を過ごす

脱力する

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力まないこと。

これが、とても重要なんだと最近実感しております。

 

人は本来、皆あるがままで愛されるべき存在。

そして、100%善な成分で出来ている人も、100%悪な成分で出来ている人もいません。

それが表に出るかどうか、どっちの割合が高めなのか、

という事に過ぎないように思います。

 

(そういえばあの生ける聖人とされていたマザーテレサも、

神の存在に疑念を持つ心の闇にずっと苦しんでいたそうですね。

これを「悪」なことと捉えるか否かは人によるでしょうけれど。)

 

 

色んな状況が私たちには繰り返しやって来て、

また様々な葛藤が日々生まれます。

もっと成長したい、もっと自分を大きく見せたい、

弱い自分を見せたくない、認めたくない。。

 

が、前に向かう為に力を入れて頑張ろうとするのとは異なり、

力んで自分の殻を作ったり大きく見せようとすると、

体も心も固くなり、色んな流れが悪くなります。

 

空海の宇宙観から見ても、

人はこの世で常に周りと細胞やら何やらを循環させながら生きている存在です。

この宇宙全体で常に動き続けている流れから、閉ざしてしまう状態になるのだと思うのです。

 

 

 

その為には、力を抜いて、

あるがままの自分でいられると、自然にスムーズに流れていくのだと思います。

 

 

人はみーんな弱さを持っているのだから、自分だけ弱いとかダメだとか思う必要はないんですよね。

それを認め、

そして人の弱さも認めてあげられれば。

更に良きことですね。

(すべて許せ、ということとは違いますけれど。弱さは誰にでもある、という事実を分かっていさえすれば、自ずと対人の感情・行動も、少しずつでも変わってくるということでしょうか。。)

 

 

ちょっと深く息をついて、日々脱力していきたいものだなぁと思います。

 

          文: 満ちる