銀河に浮かぶ

<いま、生きる> という事を考え、日常を過ごす

天国と地獄


私が学生だった時、 元東京大学の印度哲学学科を出られ日本の大学やアメリカの大学でも教えていらした故 花火勝友先生の授業を思い出しました。
先生の授業は本当に楽しい時間でした。
まるで落語を聞いているような流暢で明るい語り口でした。


怖い地獄などの話もありましたが、 最後はきちんと自分自身で人生を考えていくように促してください ました。


先生に質問をしたことがありました。


『地獄と極楽は本当にあるのですか?』


先生は、私の質問に『君はどう思うかな? 地獄と極楽はまさに私たちの今、にあると思わないか』と言うと授業は終わりました。


(?_?)


先生の話を数十年経ち、やっと理解できた私でしたが、 これも正解かどうかは、 今となっては天界に逝かれた先生に聞くことは出来ません。


地獄や極楽があるのか? については地獄や極楽の心が同居しているのが人間であり、 その未熟な自分自身を正面から受け止めて、今、 生かされていることに感謝し、 生きている意味を考えて生きる。


そして、今日、背中に自分自身の未熟さや人間の業(地獄)を背負って、 極楽の光に向かって歩くイメージが浮かんできました。

人は必ず死ぬ。

だから、命を輝かせて、今、を生きていこう。


 
~花山先生へ~
私があの世に行った時、ご挨拶と答え合わせしたいので三途の川、 渡ったあたりで待っていて欲しいなぁ(笑)

地獄の門番がいるあたりで待ち合わせしたくないなぁ(笑)


人生の師
本当に有難い出会いですね。


       文 スピカ❇