銀河に浮かぶ

<いま、生きる> という事を考え、日常を過ごす

これからの時代

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明日は都知事選挙です。

全国から注目されているこの選挙。

このタイミングですし、特にコロナ対策も国政の流れも絡んだ選挙となりますね。

私満ちるも一応都民でして、明日は投票に参ります。

 

先週、「21世紀の資本」という映画を見ました。

久しぶりの映画館、ミニシアターで一個置きに椅子に座って鑑賞。

不謹慎かもしれませんが、お隣が一個開けてさらに不在だったりで、

割りと快適に見られました。。

 

映画はフランスの経済学者トマ・ピケさんの著書をそのままドキュメンタリー映画にしたものだったのですが、

18世紀以降の資本主義の流れと現代の問題点がざっとわかりやすく映像とデータを絡めて説明されており、非常に参考になりました。

 

その内容を私なりにざっっくりまとめますと、

現代の資本主義は、人口の上位わずか1〜数%の富裕層は、その持っている資本を元に更に富を集め、

中産階級は減少、貧困層は増加、

そして貧富の差はどんどん広まっていくばかりのシステムだ、

ということです。

 

下からその富裕層に入るのは非常に難しく、

また、富裕層は富ならず権力も持っていてそれらを世襲していくので、その富は分配されない。

またその資本を元に得る収益の方が、

一般的に労働で得る対価よりも遥かに収益率は高いので、そこでも富は持てるものが持ち続け、更に増やしていくという構造となっている。

 

これらを改善するには、

累進的に財産と所得に課税し、

また富裕層がタックスヘイヴンに資産を移さない様国家間の条約や取り決めが必要。。

ですが、それらは非常になし難い事です。

 

 

今の日本の政府のあり方を見ていても、まさにこうしたことが顕著に露呈しているのでは。。

と思いましたね。

18世期のフランスでは、わずか上位1%の富裕層が、国内の6割の資産を保有していたそうです。

日本はそこまで行かなくとも、そうした方向へ流れているのは間違いないんだろうなと感じます。

 

今の時代、もう夢想家だなという位の理想を持った政治家が必要なのではないか、

と感じますが、皆様どうお考えでしょうか。。

 

とりあえず明日の選挙に行かねば。

 

      文: 満ちる