銀河に浮かぶ

<いま、生きる> という事を考え、日常を過ごす

死を想う

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メメントモリ。死を想え。

 

これは、生きている人間は皆心すべきことだと

私も体感しております。

 

けれど、ひと口に死を想え、死について考えろ、といっても、

死についての感情や体験から来る感覚は人によって千差万別です。

 

「死」についての話をしようとすると、

そんな縁起の悪いこと言わないで! とはなっから全然話を聞かない姿勢の方も多くいらっしゃいます。

私は十代の頃に太宰治芥川龍之介に危ないくらいにドはまりし

自殺することが格好良いくらいに思っていた時期もあったり(いわゆる中二病ですかね笑)、

あとはやはり病気をしたことで何度も真剣に死ぬということを考えたことが

大きくその後の自分自身の形成に影響いたしました。

 

人は必ず死ぬし、それを逃れられることは出来ません。

それはわかっていても、自分のこととして考えたり想像することは

正直難しいんですよね。

でも、絶対的にこれは考えるべきことなんですよね。。

 

考えた結果思うことは、

日常のなんでもないことでもどれだけ幸せなことか、

生きているということがどれだけ奇跡的に恵まれていることなのか、

そして自分はどう日々を過ごしていきたいかということが

余計なことが削ぎ落とされてシンプルになっていく

ということなんだと思います。

そして、とにかく「感謝」

という気持ちが湧きますね。

 

私もそれを強く体感しました。

けれど元気に忙しく日々を過ごしていると、なぜかすぐその気持ちを忘れてしまう。。!

だからやっぱり、日々死を想わないといけないのだな、と

自戒しております。

 

       文: 満ちる